［アライヘルメット］ラパイド・ネオ

ビンテージテイストも感じさせるシンプルさだが最先端の技術を投入

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アライヘルメットのベストセラーとなる歴代ラパイドシリーズが採用してきたマウス部分の3本スリット。ビンテージテイストすら感じさせるシンプルな造形。全体的におとなしい雰囲気で、外付けのディフューザーやエアロパーツなどが目立たないデザインからスタンダードモデルのような雰囲気だが、中身は最先端技術が満載となる、アライヘルメットのラパイド・ネオだ。

アライへルメットは”衝撃をかわす”ことを重視して設計している。これは衝撃を受けた際に吸収・分散させる性能を当然備えつつも、衝撃を逃がす方向を追求しているということだ。そのためには滑らかな形状がもっとも望ましいが、フルフェイスヘルメットの場合、どうしてもシールド取り付け部は開閉のため、わずか段差が生じていた。そこで衝撃をかわす性能向上のため、SNELLのテスト規格を目安に取り付け位置を24mmダウン。ヘルメットの側頭部より滑らかなフォルムとしている。また、その位置下げのためシールドシステム”VAS”を開発。シールドを2つの軌道で開閉することで、シールド位置を下げても開閉できるようにしている。

帽体はF1専用ヘルメットのテクノロジーから発展したSFB(スーパーファイバーベルト)プロテクションを採用して強化。アライ独自のスーパーファイバー製ベルトを上部窓カットラインに並列に配し剛性を強化し、万一の際にも、この特殊ベルトが開口部分で強い衝撃を受けた際に発生しやすいクラックの広がりを抑制することができるようにしているとのことだ。

さらに、最適化されたベンチレーション機能や、調整機能を持たせた内装フレームの新開発、インカム対応のFCSパッドなど内装の刷新、フルフェイスタイプの密閉感を低減する口元のコンフォートスペース確保などの設計など、見た目がクラシックテイストすら感じさせるのとは相反するように最新テクノロジーが惜しむことなく注ぎ込まれ、非常に高い安全性が確保されたラパイド・ネオ。これからのライディングを安全にすごすうえでも、お勧めしたい一品だ。 今回は白のLサイズをプレゼントする。